【PycharmとPython】超簡単にOpenCVの環境を整える話。
こんにちは!べれすくです。
前回はVisualStudio2019でC++のOpenCV環境を整える話をしました。
↓前回
今回は、PythonでOpenCVの環境を整える話をします。
C++と比べるととても簡単です。
それではやっていきましょう!
もくじ
Pycharmを入れよう!
Pythonの統合開発環境で有名なのがAnacondaですが、Anacondaは基本的にCondaを使用するためpipの使用が非推奨です。
一応、使えないこともないのですがpipを入れたばかりにプログラムが動かないということが多々あります。
pipにしかないライブラリもあるので、Condaしか使えない環境だとかなり不便なのです。(ソフトウェアとしては使いやすいんですけどね。)
そこで、今回は統合開発環境にPycharmを選択します。
PycharmはUIがシンプルでわかりやすく、pipをメインとしているのでAnacondaよりライブラリの問題は起きにくいです。
それでは導入していきましょう。
Pycharmをダウンロードしましょう。
コミュニティを選択してダウンロードします。
ダウンロードしたら、インストールしましょう。
何も考えずにNextを押しまくりましょう。簡単にインストールが完了します。
Pythonを入れよう!
PycharmはPythonを別個でインストールしてプロジェクト毎に好きなバージョンにかえることができます。
そのためのPythonをインストールしましょう。
今回は3.7のみを入れます。(3.8はいろいろエラーがでるので現状使いたくないです。)
ライブラリによっては過去のバージョンしか使えないものもあるので、必要に応じて追加してください。
簡単に済ませたいのでインストーラをダウンロードします。
指示に従ってインストールします。
カスタマイズとかせずにインストールすればいいです。
カスタマイズしてファイルパスを変えた人はファイルパスを覚えていてくださいね。
仮想環境とプロジェクトを作ろう!
それでは早速Pycharmを起動します。(設定をインポートするか聞いてきたら「しない」にチェックを入れてください)
初めは右下の設定を開きます。
「Appearance & Behavior」の中の「SystemSetting」中にある「Reopen last project on startup」のチェックを外します。
OKを押します。
次にCreate New Projectを押します。(すでにプロジェクトがあるのは気にしないでください)
プロジェクトの場所をお好きな場所に設定し、「Base interpreter」を先ほどのPythonの場所に設定します。(私は3.7と3.8の2つが入っているので2つ表示されています。)
基本的に自動的に設定されます。
「Create」をクリックするとプロジェクトができます。
OpenCVをインポートしよう!
OpenCVをインポートしましょう。
「File」タブから、「Setting」にすすみます。
「Project :<プロジェクト名>」タブ内の「Project Interpreter」に進み、一番右の+マークを押します。
「OpenCV」と検索し、「opencv-python」をクリックしてインストールします。
インストール出来たらOpenCVの導入は完了です。(opencv-pythonをインストールするとついてくると思いますが、なければnumpyもインストールしてください。)
エラーが出る場合はpipをアップグレードしてください。
下のターミナルから以下のコマンドを実行します。
python -m pip install --upgrade pip
赤い文字でエラーみたいなのが出るかもしれませんが気にしなくていいです。
完了したらもう一度「opencv-python」をインストールしてみてください。
サンプルプログラムをうごかしてみよう!
プロジェクトファイルの名前のファイルを右クリックし、「New」から「Python File」を選択します。
ファイル名は「main」にします。
これで、プログラムを書きこむことができます。
import cv2 import numpy as np img = np.full((200, 200, 3), 128, dtype=np.uint8) cv2.imshow('windows', img) cv2.waitKey(0)
コードエディター上で右クリックし、「Run」を押します。
灰色のwindowが表示されれば成功です。
まとめ
今回はPycharmをつかってOpenCVを動かすまでをやりました。
PythonのOpenCVは導入がとても簡単な上、ほかのライブラリとの組み合わせが多彩です。
この特性を生かせば、少ないコードで大きなプログラムを作れます。
夢が広がりますね。
今回はこの辺にしておきましょう。それでは!